なち

アリー/ スター誕生のなちのレビュー・感想・評価

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)
3.4
ぬきさん(@kojiro37)のオススメで見てみました〜

歌が好きで作詞作曲もしているが、歌手の夢を叶えられずにいる女性アリー(レディー・ガガ)。
アリーがバーで歌っている時に出会ったのは超有名アーティストのジャクソン・メイン(ブラッドリー・クーパー)。
ジャクソンに惚れ込まれたアリー、2人の人生の軌跡と“アリー”というスター誕生のシンデレラストーリー。




公開当初、(レディー・ガガ主演かぁ…なんかビッグネームだけどよく知らんしなぁでもちょっと気になるなぁ)くらいで結局見なかったんですよ。
実際見て何よりも思ったのは
“ブラッドリー・クーパーすげぇ”です。
監督・脚本・主演だけでもすごいのに、歌まで…これがまた良い声なんだ。

アリーの曲をジャクソンがアレンジしてステージで歌うんですが、飛び入りでアリーも一緒に歌うんですよ。
レディー・ガガの歌唱力はもちろん、ブラッドリー・クーパーも劣らず上手い!
ステージシーンはスクリーンで見たかったなぁとちょっと後悔。


シンデレラストーリーとさっき書きましたが、全てがうまくいくわけでもなく悲しい展開もあり…
アルコール依存症は私からするとたまに脳裏をよぎる近い存在なので、やはり何事もほどほどにしておかないとなぁと思います(小並)

ただアルコール依存の深刻さを周りが理解していなかったのか、兄に関してはわかってて放っておいたのか、そこまではわかりませんがちょっと浅い。
まあ依存症の辛さは依存症の人にしかわからんというのも事実で、人は何事も自分の経験則で物事を見てしまう。

先日私はとあるセミナーに3日間参加したんですが、「人は事実とストーリーが区別できていない」という内容がとても深いなと思った。
例えば「自分は根暗で出会いがないので結婚もできないし良い人もいない」という文章、事実は“結婚していない”ことだけで、根暗なのも出会いがないのも良い人がいないと思っているのも全て自分が主観で思っているだけの“ただのストーリーである”ということ。
ほとんどの人は事実とストーリーが混同していて、本来あるべき事実が見えなくなってしまっているという話。
私自身“人は人、自分は自分”という考えなので今回のセミナーを受けたからと言って立派な信者になったわけでもなく、シンプルに「こういう考え方もあるんだなぁ」ととても感心した。

これ以上セミナーの話をすると「こいつやべぇきっと近いうち勧誘してくるだろ」と認識されそうなのでこのへんにしておきます。

本作、王道ストーリーで見やすいので見てない方はぜひ。
なち

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