バルボア

21世紀の資本のバルボアのレビュー・感想・評価

21世紀の資本(2017年製作の映画)
3.6
世界中で売れたトマ・ピケティの書いた分厚い経済書が原作の作品。

私自身、分厚いし、読み切れないと思って読んでいないが、気にはなっていたので映画化されると聞いて観てみたいと思っていた。

難しい話なのかと思っていたが、よく知られている映画のシーンを引用したり、時代、時代を彩る出来事の有名なシーンを用いたりして、わかりやすくなっていた。音楽もエレクトロポップ調で飽きさせない作りになっていた。もちろんピケティをはじめ、いろんな経済学者や、研究者の話も交えながら、為になる103分であった。

特に私の印象に残ったのは、映画の引用で「怒りの葡萄」が出てきた事である。先日「パブリック 図書館の奇跡」でも小説の引用があったので、その時代を象徴する、小説、映画だったのだと感じた。ぜひ小説も読んでみたいし、映画も観てみようと思っている。
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