ガン見。
実話の重みで言葉は選びたいが、不謹慎ながら「ナチ占領下潜伏モノに外れなし」だ。
観終わって思わずwikiで「エンスラポイド(類人猿)作戦」を貪り読んでしまった。
少し前この監督(撮影もこなす)ショーンエリスの処女作「フローズンタイム」を見たばかりだったので驚いた。同じ監督と思えないほど硬派。成長したんだなあと痛感した。キリアンマーフィーはいつも不思議だ。いい役者だね。
これが1942年というのもため息しか出ない。終戦までまだあと3年もあるのだから悲劇すぎる。
「異端の鳥」でも書いたがチェコは本当に悲しい国だ。ナチスに蹂躙されその後ソ連の侵攻をうける。この映画もロンドンの命令と現地でのバックラッシュが描かれている。美談では決してない。