ぴのした

RAW〜少女のめざめ〜のぴのしたのレビュー・感想・評価

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)
3.8
どっひゃ〜!!なんだこれ〜!話題作がついにレンタル解禁!ということで見ました〜

人の肉の味を覚えてしまった少女のお話。大学に入って初めて肉を食べてからというもの、とにかく人の肉が食べたくてたまらなくなってしまう。

内容的にはだいぶB級感あるけど、映像がおしゃれなのと演出がうまいのとでかなり引き込まれた!

いきなり「デーン!」とくる音楽の使い方とか、走らされる馬のカットや安楽死させられた犬の死骸のカットをところどころに挟んで不穏な空気感を出すのとか。

「猿も人間と同じだと思うわ」。優等生でベジタリアンだった主人公を変える野蛮な大学の"しごき"、無機質に殺され並べられる動物の死骸。

ストーリーがどうこうよりも、こういうイメージの羅列に倫理観がくすぐられ、逆撫でされるような不快感がある。不思議なんだけどそれが映画としてはすごく魅力的に感じられるんだよなー。