面白かった！！原作未読どころか予備知識ほとんどなしの状態で観たのがよかったのか、思っていたよりもグロいし生々しかったけれど、いい意味で予想を裏切る内容だった。
人間を捕食する喰種（グール）と人類の戦い！くらいに思っていてまぁそれはそうだったんだけれど、社会の中でマイノリティとして生きる者たちの悲哀が描かれているのがかなり好みだった。というかこれはたぶん原作からして自分は好きそうだから読んでみたい！
原作未読者なりにすごいと思ったのは、何と言っても役者陣の怪演っぷり。主演の窪田正孝くんの演技は、何かが彼に憑依しているんじゃないか？と感じてしまうくらいにすさまじかった。
そして清水富美加ちゃんはクールな役柄を演じながらも悲壮感を醸し出していたのが印象的で、これが最後(？)かと思うと本当に残念…
とはいえこれはぜひとも続編を観たい！決してキリが悪い終え方ではないけれど、この作品の締め方としてはちょっと物足りないと感じた。でもやっぱり続編は厳しいのかなぁ…
あとビジュアル面で何じゃそりゃ！？と感じるポイントがちらほらあって、一番気になったのは亜門くん？の武器のヘンテコ具合。夏祭りの屋台で陽気な外国人が作っているあのケバブがまさか武器になるとは。
