ひええ

永遠と一日のひええのネタバレレビュー・内容・結末

永遠と一日(1998年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

旅立ちを控えた老人と車の窓拭き少年のロードムービー。
主人公である老人が詩人というのもあって、全体的に言葉が美しい作品である。
特に亡き妻が書いた手紙は、繊細な文章から愛が滲むようで素敵だったなあ...
霧が深くひんやりとしたヨーロッパの風景と、犬が良い味を出している。
ぐっとくる場面もたくさんあった。
朝、音楽をかけると、同じ曲で誰かが応えるシーン。
家政婦の息子の婚礼のシーン。
そして、少年が19世紀の詩人ソロモスを真似て老人相手に「言葉を買う遊び」をするシーン。

明日の時の長さは?永遠と一日。
言葉は全ての過去を連れ戻す。
言葉で君を連れ戻す。

アルガディニ=とても遅く
ひええ

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