こもり

シークレット・オブ・モンスターのこもりのレビュー・感想・評価

3.4
独裁者プレスコットの幼少期(トム・スウィート)とは!?なドラマinWW1終戦直後のパリ郊外のお屋敷、1918年冬-1919年春 小説原作
・大人が子どもに行う身体的暴力やネグレクト、性的逸脱は看過ごされるのに子どもが大人に同じようなことをすると反抗や暴行と見做され咎められる、その不均等こそがモンスターを生むのだ!的な話なのかと納得しかけてたらまさかまさかの最終章...
・監督のインタビュー(主人公に感情移入しやすいよう架空の独裁者を作り上げた、性質と養育どちらかの問題があるから独裁者になるのではなく両方の要因が重なりなんやかやあって独裁者になるものだと考えてるとかなんとか)になるほどな〜と思うところもあるけども、作品から受けた印象とはまあまあギャップがある
・原題を知らずに観たこともあって独裁者は独裁者になるべくしてなるという話なのかと思っちゃった
・ストーリーはよく分からなかったけど、キラキラ美少年トムスウィートくんを見れたという意味ではすごいよかった👏👏👏
・いいとこ
絵画みたいな背景美術色調構図衣装陰影(仄暗いクラシカルな雰囲気がとってもグッド!)、さみしげ中性的美少年トムスウィートくん(美!スリザリンに入りそうなオーラが出てる!)、不穏な音楽(スコット・ウォーカー)
映像綺麗 🥃🍷☕️ 犬馬鶏蛇 仏英独語 ひらひらの襟 絵本『ライオンとネズミ』→小さな友こそ偉大な友 ムッソリーニもどき 嘔吐!