いみ

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアのいみのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

荘厳なオペラ
写し出されるは心臓のドアップ
つかみとしては素晴らしい。流石ヨルゴス監督という感じ。
絶対なにか起きるな というカメラワークと曲がいい。
初潮のことを言うのとかワキ毛をやたらと話題に出すとか…どことなく違和感と不快感がずっとつきまとう。

ホラーは苦手なのに観てしまった。
怖かったけど途中棄権するまでには至らず完走できてよかった。

観終えてから解説各所観てなるほどと納得した。
ギリシャの話から着想を得てるのね。

昔から生け贄制度って本当に不条理だよなと思う。罪を犯した本人ではなく関係者の命を差し出すとは。

あのあと家族とマーティンとの契りは解消されたのかな。
父、母と殺され、長女だけが生き残りマーティンと共に生きていくのか?はたまた息子を亡くした3人の復讐が始まるのか、、、
ボブをやたらと検査していたから亡くなったことを隠し続けるのは不可能だろう。
いずれにせよあの家族は終わるんだろな。

バリーコーガンめちゃくちゃ怖かったな
あの顔、ずるい。
不穏な不快な映画だったけど、美しいうまくできた映画だった。
いみ

いみ