Ryu

マンハントのRyuのレビュー・感想・評価

マンハント(2018年製作の映画)
3.5
製薬会社「天神製薬」の顧問弁護士のドゥ・チウがパーティの翌朝、自宅で目を覚ますと、社長秘書の田中希子が隣で死んでいた。現場の状況から被疑者になったドゥ・チウは、その場から逃走。大阪府警の刑事 矢村聡は新人の百田里香とともに、ドゥ・チウを追っていく。

高倉健・原田芳雄主演の「君よ憤怒の河を渉れ」という映画のリメイク作品らしいです。オリジナルは未鑑賞です。
大阪が舞台ということで、上本町駅やあべのハルカスなど、見慣れた光景が色々出てきてて、大阪府民としてはちょっとテンション上がりましたね。
アクションはジョン・ウー監督なだけあって、非常に見応えのあるものになっていたと思います。スローモーションや多彩なカット割りの多用、二丁拳銃やアクロバティックな動きをしながらの発砲 などなど、ちょっとクサい感じはしますが、カッコよかったです。お約束の白い鳩もしっかり登場しています。
ストーリーはB級感満載で、なんじゃそれ って展開の連続です。色々粗が目立ちはしましたが、そこはご愛嬌 って思って観てました。
日本人キャストも多数出演しております。福山雅治はこういう役が似合うとはあんまり思えないんですが、中々激しめなアクションをこなしており、一番奮闘されていた と思いました。國村隼はこういうフィクサー的な役柄がめちゃくちゃ似合います。女殺し屋の一人がジョン・ウー監督の愛娘らしいです。昨今の若いアジア女優の美貌はないし、体もゴツめだけど、それを活かしたアクションを披露しておりました。
色々とツッコミどころはありますが、そういう点をご愛嬌として観れば、程よく楽しめるクライムアクションだと思いました。
Ryu

Ryu