これ完全に「ロード・オブ・カオス」(ノルウェーのブラックメタルバンドを主役にした作品)の方と混同してた…
いやこっちでもメタルバンドはやってたけど「メタル」はダブルミーニングなんですね。。ポスターなんとかならんのかw
恋人とバンド活動してノマド生活してるルーベン(リズ・アーメッド)がある日突然聴力を失い始めて…というこの聞こえなくなってきた感覚がすごいリアル。
毎朝恋人のルーより早く起きてスムージー作ってお互いの好きな焼き方の卵焼いて準備してあげて〜という微笑ましい日常が、2回目からは不安な非日常になってしまう描写と
ろう者コミュニティの中で生徒の一人と滑り台を使ってリズムで通じ合うところが好きでした。
リズ・アーメッドが人種に関係ない役をやってるのもすごい良かった。
個人的にはろう者コミュニティのリーダー、ジョーを演じたポール・レイシーの存在に包み込まれてしまったのだけど、彼の両親は聴覚障がいがあって本当に手話ができて唇を読めると知って、やはり本物に勝るものはないよなと思った。
クロエ・ジャオ監督作や昨今の動きにも繋がることだけど、当事者が演じることで当事者の人たちも、そうじゃない人たちにも必ず伝わってくるはずなんだよ。
アカデミーの助演男優賞はダニエル・カルーヤだったけどポール・レイシーのノミネートは納得です!
ところで「judas and the black messiah」はいつ上映されるのですか・・・