にーやん

あゝ、荒野 前篇のにーやんのレビュー・感想・評価

あゝ、荒野 前篇(2017年製作の映画)
3.7
『息もできない』の余韻に導かれ、たどり着いたこの作品。只今絶賛鑑賞中。前篇を終えたここまでの感想を少しだけ。

なんと、寺山修司原作の作品なんですよね。寺山さんの映像作品は若かりし日に数本鑑賞したくらいの記憶しかないですし、原作の小説も読んだはずなのに1行たりとも覚えていない。それでも、あの突き抜けた独特の世界観が心のどこかに未だこびりついている。「田園に死す」然り、「草迷宮」「書を捨てよ町へ出よう」然り。

願わくば、昭和の時代に寺山さん自身の手で映像化してほしかった…という気持ちはまた別の話。



2021年というちょい未来を時代設定に新しく脚色された映画「あゝ荒野」これは間違いなくヤン・イクチュンという役者を改めて好きになる作品。

脇を固める役者陣(でんでんモロ師岡高橋和也木村多江※敬称略)らも好みでしかない。


後篇も楽しみである。
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