TVマンのハオは恋人との結婚式の準備と仕事の間に挟まれて多忙であった。そんな中、未婚で死んだ女性を弔うためにその死んだ女性と生きた男とで結婚の儀式を行うという台湾の慣習「冥婚」の存在を知る。きも〜…。で、そんな取材を続けたハオは、いつしか冥婚らしき悪夢にうなされるようになってしまった。いや〜！な話
「冥婚」を題材にした日本と台湾の合作ホラー。プロデューサーに一瀬隆重を迎えており、ジャパニーズホラー特有のジメジメした怖さが良い方に作用した力作です。着飾った死者の雰囲気や冥婚の儀式も不気味だし、ドッカンドッカンびびらすようなものではなくとにかく陰湿で秀逸な描写が続いていって、「ホラーはこうでなくっちゃな！！」と再認識できること請け合いです
「冥婚」とは、若くして死んだ女性を弔うために生きた男性と無理矢理結婚をさせるという台湾・中国・日本にも伝わる慣習。きもくね？で、男の選び方がまた残酷で、女性の遺品や頭髪などを入れた赤い封筒を道ばたに置いといて、拾ってしまった不運な男と…という感じ。怖いよ！でもこの慣習知ってたら拾わんとこってなりそうだけどね。あんまり知られずに伝わっていったのかな〜
時間軸はハオと女子高生インインの二つが交差してって、細かい伏線をちりばめて最後に回収していく流れはオーソドックスながら良かったと思います。「とある物がいつもと違うところにある」みたいな、本当に何気ないところにも意味があったのに一切の違和感なく出してくるので巧みの技を見ましたね。先日レビューした「怪怪怪怪物！」が見たかったのに上映終わってしまってかなぴ〜という方、こちらの台湾ホラーも是非
