「これってSF映画じゃないよね…もしかしてスクリーン間違えたかな…」と少し戸惑ってしまうくらい、タイトルとはかけ離れた幻想的なオープニング。その光景にうっとりしたのもつかの間、主人公の勤め先のブラック企業描写にげんなり。吉田鋼太郎の演技がすさまじくて、恐ろしいパワハラ上司っぷりに胸が苦しくなった。
主演の2人の演技もよかった。福士蒼汰は演技が上手なイメージがなかったし、今回も最初はやっぱりキツいかなぁ…と思ったけれど、いつの間にか違和感がなくなっていたというかむしろ関西弁いいじゃないか!
終盤はちょっと説明くさくて冗長に感じたけれど、観終わったあとに心が軽く感じるような映画だった。そしてとにかくあの場所に行きたい。この映画はもはや‘‘あの場所’’のPRムービーでは!