このレビューはネタバレを含みます
【soutaの映画つぶやき No.567】
"新感染 ファイナル・エクスプレス"
高速鉄道KTXにて感染爆発が発生、乗客は次々と凶暴化してしまう。終着駅 釜山まで 無事生きて辿り着けるか、、
韓国発、ゾンビパンデミック映画。
これは面白過ぎる、、現時点でゾンビ映画の中で一番好きかもしれない。
閉鎖的空間で津波のように大群で押し寄せてくるゾンビの迫力に圧倒。極限まで追い込まれた人間の心理描写も見事で、人間ドラマも素晴らしい。登場人物はキャラが立っていて面白いし、何と言っても マ・ドンソクの安心感。これ程までに拳だけでゾンビをなぎ倒していく作品があっただろうか、、笑
主人公のゾグ含め、従来であれば生き残るであろうキャラクターも容赦なく死んでいくのでハラハラしたが苦しくなった。
他者を犠牲にしてまで助かろうとするあのおじさんの事を心底腹が立つと思うけど、あれは最初にゾグが娘に向かって言った "他人より自分の事を考えろ" を極限まで貫いた人物だと思っていて。あのおじさんみたいになっていた可能性は全員充分にあったはず。ゾグは娘を助ける為 その言葉を背くように最期は犠牲になるんだ、、
舞台で歌い切れず、父に聞かせることが叶わなかった歌を歌い 自衛隊からの射殺を免れたラストシーンは込み上げるものがあった。。アクションも人間ドラマも隅々まで手加減なく描き切っていて最高でした!!
