どーもキューブ

夕立のどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

夕立(1914年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

傘泥棒とチャーリー



1914年作品、キーストン映画社。
監督ヘンリーレアマン。


チャップリン、雇われ時代の初期作品。

監督はヘンリーレアマンでチャップリンは途中からの出演。

物語は、傘を盗む眼鏡紳士。盗まれる警察官、職務中に女性を口説いている。そこに我らが、チャップリン現る。その傘をめぐり、盗みぬすまれのお話。

それからキーストン社特有の自然現象を生かして1本撮りあげる作品。今回は大雨。街は水たまりだらけ。そこにわたりたくてもわたれない女性1人。そこに男性陣、チャーリーが加わり、夕立あとの道路を誰がわたらせ、気をひくのか。終盤は、いつものドタバタでおわる。

チャーリーもキャラが定まってないので、あっかんべーしたり、歯をだして笑って手で隠したり、殴られたら、ジャンプしつづけバウンド運動したり、キーストンの伝統芸ドタバタのなか必死でリアクション。必見。

殴りも石を顔にこすりつけたり、無茶苦茶(笑)

手を鼻のところでパーの手にしてヒラヒラするリアクションしたり、まあ後期では、考えられない荒いリアクションがある意味初期は必見!

バスターキートンも初期はストーンフェイスではなく、表情豊かなのは、一緒。雇われた身なんで必死なんですよねきっと。

チャーリーがまだ脇役でしたね。チャーリーのリアクション必見!

本作は落ちを含めまがりなりに落ちまでたどりついていたような、「夕立」でございました。

傘泥棒とチャーリーでございました。

本日鑑賞執筆。
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