このレビューはネタバレを含みます
傘泥棒とチャーリー
1914年作品、キーストン映画社。
監督ヘンリーレアマン。
チャップリン、雇われ時代の初期作品。
監督はヘンリーレアマンでチャップリンは途中からの出演。
物語は、傘を盗む眼鏡紳士。盗まれる警察官、職務中に女性を口説いている。そこに我らが、チャップリン現る。その傘をめぐり、盗みぬすまれのお話。
それからキーストン社特有の自然現象を生かして1本撮りあげる作品。今回は大雨。街は水たまりだらけ。そこにわたりたくてもわたれない女性1人。そこに男性陣、チャーリーが加わり、夕立あとの道路を誰がわたらせ、気をひくのか。終盤は、いつものドタバタでおわる。
チャーリーもキャラが定まってないので、あっかんべーしたり、歯をだして笑って手で隠したり、殴られたら、ジャンプしつづけバウンド運動したり、キーストンの伝統芸ドタバタのなか必死でリアクション。必見。
殴りも石を顔にこすりつけたり、無茶苦茶(笑)
手を鼻のところでパーの手にしてヒラヒラするリアクションしたり、まあ後期では、考えられない荒いリアクションがある意味初期は必見!
バスターキートンも初期はストーンフェイスではなく、表情豊かなのは、一緒。雇われた身なんで必死なんですよねきっと。
チャーリーがまだ脇役でしたね。チャーリーのリアクション必見!
本作は落ちを含めまがりなりに落ちまでたどりついていたような、「夕立」でございました。
傘泥棒とチャーリーでございました。
本日鑑賞執筆。