ぱるみ

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だのぱるみのレビュー・感想・評価

4.8
きみがかわいそうだと思っているきみ自身を、誰も愛さない間、きみはきっと世界を嫌いでいい。

そしてだからこそ、この星に、恋愛なんてものはない。

きっと、どのカップルも誰かの元彼、元カノで、独りでいたくないという気持ちだけの浅はかな関係で繋がっていて、それは薄くて儚いものなんじゃない?

恋愛なんて、ばからしい。
身体に飽きたら取っ替え引っ替えで…
でも、誰かを求める。独りは嫌だから

なんて、ちょっと、映画のセリフを皮肉にアレンジしちゃいました……

髪をかきむしる池松くんがエレカシの宮本浩次さんに見えたり

しつこく流れる路上ライブの女性は吉田沙保里に似てたなぁ。

東京を生きるってことは、孤独に耐えるってことなのかしら

低賃金で身体を、蝕み、必死に働く男性達が、私のお父さんと重なってみえて

少し切なくなりました。
ぱるみ

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