エイデン

ミステリアス・アイランドのエイデンのレビュー・感想・評価

ミステリアス・アイランド(2005年製作の映画)
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アメリカから1万キロ以上離れた海上に浮かぶ、地図に載っていない“神秘の島”
島には秘宝が眠っていると言い伝えられ、それを狙って数多の勇敢な男たちが冒険に挑むも、みな怪物によって恐ろしい目に遭ったと2度と立ち入ることはなかった
1863年、ヴァージニア州捕虜収容所
北軍の大尉サイラスと元奴隷のネブは、収容所からの脱獄を画策し、準備を進めていた
嵐が近づく夜、サイラスを中心とした6人は作戦通りに偵察用の熱気球で脱出を果たす
しかし熱気球はいつしか風に流され、海上に出てしまっていた
更に穴まで空いてしまい、見る見るうちに高度が下がっていってしまう
その時 近くに島があるのを発見、サイラスは潮流に運ばれ島に着くはずだと言い残すと、自ら海に飛び込み重量を減らすことに
残ったネブらは、海に投げ出されながらも何とか島まで辿り着くのだった
目覚めた一行は壊れた熱気球を発見し、まずは生き延びることを考える
そこで、ネブとヘレン、彼女の母ジェーンがサイラスを探している間、ペンクロフとラメイが食料と水を探しに行くことに決める
森の中を進むペンクロフとラメイだったが、突如として目の前に人間よりも巨大なカマキリが出現しラメイが犠牲となってしまう
そこに合流したネブらはペンクロフの話を疑うも、その言葉を裏付けるように巨大な生物の骨を発見するのだった
一方 サイラスは、見知らぬ部屋で目を覚ます
周辺を探索していたサイラスは、そこで隠遁生活をしていた謎の男ネモ船長と出会う



ジュール・ヴェルヌの小説『神秘の島』を映像化した冒険映画

テレビ映画であるものの、監督は『ハイランダー』シリーズのラッセル・マルケイ、主演にカイル・マクラクランやパトリック・スチュワートなど知ってる人がちらほら出てるあたり、古典小説の映画化は力が入ってる
まあテレビ映画らしい予算の低さを感じるのはご愛嬌

『神秘の島』の映画化だとレイ・ハリーハウゼンの特撮が有名な『SF巨大生物の島』のが知名度は高いので思わず比べちゃう
同原作なので概ねストーリーや展開は同じ(特にわかりやすくヒロインが登場する辺りの原作改編も同様)だけど、海賊の下りなどが追加されてたり、巨大生物がVFXになってたりと変化も見られる
まあこの点を悪く言えば悠長な展開とか予算の低さからのチープさが目立ってしまっているように見えるかな

ハラハラドキドキの展開というよりは、ややクラシックな雰囲気すら感じるような出来合いで、クオリティが高いわけではないけど割と観られる
個人的にはもっと改変して遊んでも良かっんじゃないかとは思うけど、テレビ映画という都合上色々上手くいかなかったのかなとも想像してしまう
ソフト化の都合もあってか前後編なので、後編も合わせて観ましょう
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