モモモ

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 アルティメット・エディションのモモモのレビュー・感想・評価

4.5
この作品だけは永遠に偏愛し続けるんで、もう誰に何を言われようと気持ちは変わりません。大好きです。大好きです!!!
劇場版の時点で結構な長さなのに更に足した3時間に及ぶディレクターズ・カット版。
正直2幕目の途中に「長いな」と思考してしまうし、劇場版の方が「観易い作品」ではあると思うし、カルト的な「勢いと画力で乗り越えていく!!!」な熱狂度は若干落ちているとも思うんですが(そりゃシーン単位で増えてるんだから当たり前だが)このバージョンの方が物語運びが圧倒的に丁寧で好きですね。
「まあ、DC読んでる人なら拾えるだろ」というファンに向け過ぎた物語要素は全く丁寧になってないので劇場版がダメだった人にはこのバージョンもオススメ出来ない。
シーン単位での追加が主で既存のシーンに足したショットは僅かなので劇場版は物語を「ギリギリ成立する」範囲に押し込めた作品なのだと思う。
本作を観ればルーサーの陰謀の全容をキチンと掴めるので「如何にして我慢の限界を迎え互いに憎しみを抱えたのか」にファンは感情移入できる事だろうし「ルーサー、滅茶苦茶ヴィランしてるな」と感心出来る筈だ。
特に冒頭での「スーパーマンがテロリストを殺した?」という嫌疑は劇場版だと若干の無茶を自分も感じたが、このバージョンだとしっかりと焼いて証拠隠滅、別部隊とのスレ違い等の描写が追加されていて納得出来る物になっている。
このバージョンだと正直(強引な物語展開とは言え)脚本上の問題は無いのでは…?と考えてしまう。偏愛故に盲目になっているのかもしれないが。
スーパーマンVSバットマンからのゴリラ筋肉バットマン無双、ドゥームズデイVSスーパーマン、そしてトリニティ集結…の3幕目は何度観ても点数の付けようがありませんよ…夢を観ている様な映像の連続だ。
本作で撒かれた種を回収する真の「ジャスティス・リーグ」が観れるなんて、人生捨てた物じゃありませんね。
モモモ

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