松原慶太

GODZILLA 怪獣惑星の松原慶太のレビュー・感想・評価

GODZILLA 怪獣惑星(2017年製作の映画)
3.2
「シンゴジラ」よりは正攻法で、ゴジラの新作を作るという課題に向き合っている。とにかく映像表現はすごい。「BLAME!(ブラム)」系統のCG(フルCGだが顔だけアニメ的な造形)で、技術的な可能性を感じた。

舞台設定は、かなりハードSF寄りで、とくに前半は小難しい台詞がえんえんと続く。のわりに後半やっていることはふつうの怪獣作品と同じなので、あそこまで無駄にへりくつをこねる必要があったのかどうか。

キャラクター造形は、アニメっぽいキャラクターたち(全員顔が似ており、内向的で、キレやすく理屈っぽい。そして成熟した大人が存在しない)を、アニメっぽい声優たちが、アニメっぽい声で演じている。ここが自分にはいちばん不満。途中から英語吹き替えで鑑賞。
松原慶太

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