理か

遠い夜明けの理かのネタバレレビュー・内容・結末

遠い夜明け(1987年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ビコの友人は我々の友人だ❗️

ラスト、"ソウェト暴動"の惨さに驚く。
警察は悪でしかない。

1970年代、南アフリカ共和国。
この地で生まれ育った白人新聞記者と黒人活動家との交流から現実を知らしめようと奮闘する姿が描かれる。

一番の問題は、
     黒人の劣等感だ‼️
        とビコは言う。

ビコの考えは、

今は戦争だ。
黒人の席で
黒人の生き方をすることだ。
ブラックに悪いイメージがあるが、
払拭できるように
黒人の誇りを持ち文化を根付かせ、
黒人としての尊敬に気づき立ち上がるのだ?

集会での演説でも、
ビコは真っ当に
人種間で争ってはいけない、と明言しているのに、
人種間で闘おうと言った、容疑で逮捕される現実⁉️

覆面を被った警察署長以下警察官たちが、
強盗に見せかけて黒人の公民館を荒らしに来る。
ドナルドはそれを長官に訴えに行ったが。
警察庁長官とやらも全くアテにならない。
新聞記者に、悪徳警官を断罪すると約束して、
次の日、脅しに行かせる。

ピコの家に突然の家宅捜索が入る。
重要な文書をオムツに隠して何とか難を逃れたが。
ビコの家、電気がなくランプだった。

とうとう、
ビコは出国しようと試みるも失敗し逮捕される。
警察には好都合。
脳に損傷を受け瀕死のピコを
診察した医師の言葉を無視して
遠い道のりを移動させて、殺してしまった⁉️

ラストあたりで逮捕収監された人々の死因が
テロップで流されるが、ほぼデタラメで、
警察に殺されたのだろう、
鈍い私でも気づいた。

ピコの葬儀に集まった人々の数‼️

葬儀にも参列し、ピコの死を心から悼む
ドナルドは、ビコの名前を風化させることなく
後世に伝えるべき使命感を感じていた。
本を出版するしかない、そのためには、
この国では無理だ。
米英あたりでないと出版できない。
亡命するしかない。
妻に相談するも、そんな危険なこと❗️
と耳を貸さない。
宅配で来た荷物のシャツを着た子供たちが、
仕込まれた薬のせいで酷いやけどをおう。
夜中、
妻の寝室に銃弾が撃ち込まれる事件が起こり、
あわよく難を逃れた妻の考えが一変する。

四六時中公安警察とやらに監視されている現状
どのようにして出国亡命するか⁉️
友人仲間と相談し綿密な計画を立てる。

大晦日を利用し、
神父様になりすまし、
ヒッチハイカーとなり、
車を乗り継ぎ目的地に向かう。
大使館に逃げ込み亡命要請。
家族の安全を守る為にも一緒に逃げるしかなく
時間時間に追われながらも、落ち合い、
飛行機に乗る寸前、バレて飛行できない⁉️
状況だったが、
大使のお墨付きの書状を持った大使館員も
同乗して安全確保で飛行❗️

アメリカで本を出版できた。

その後もアフリカでは、黒人が殺される。
理か

理か