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トンネル 闇に鎖(とざ)された男のkyokoのレビュー・感想・評価

3.6
「お嬢さん」に続き、ハ・ジョンウが痛い目にあう映画第2弾。

たぶん助かるよね、と思ってても緊張感がすごい。
閉ざされた空間でのサバイバルと韓国のダメあるある(手抜き工事なんて当たり前、政府は好感度もあげたいけど経済も優先させたい、マスコミは人命より特ダネ)が同時進行。加えてオ・ダルス、この人がいて全編シリアスなわけがない。コメディ要素も混じえながら、2時間超全く飽きさせなかった。
日数の割には人も犬(この映画の癒やし担当)も携帯も元気な点は突っ込みたくなるが、この日数より短くても長くてもこの話が成り立たないのでそこは目をつぶっておく。
ぺ・ドゥナ演じる妻の心情がいちばんの泣きどころ。

もう少し掘り下げてほしい部分もあるし、ラストは自分的にはいまいちだったが、なかなか見ごたえのある作品だった。
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