好きな題材の映画で、ワタシ的にはかなり良かった。。。
『黄金のアデーレ 名画の帰還』を思い出したが、あれよりも、華々しさがない映画だが、ワタシにはかなり響いた。。。
ヒトのココロの中にある差別意識を裁く事の難しさ…
ナチスがしたユダヤ人大虐殺のホロコーストを差別主義者にしたら、多分、おそらく、実際にはあった事だとわかっていても、ホロコーストはなかった…なんて、主張して…
そして、意識の奥底で、ユダヤ人は殺されても当然…みたいな考えがあるんだろうなぁ〜って感じて、薄ら寒い気持ちになった。。。
人の心の中にある気持ちを裁く事の難しさ…
歴史の事実を歪めても、自分らの信じているものを主張するなんて…
レイチェル ワイズ演じるデボラの気持ちは痛いほどわかった。。。
相手が間違ってるんだから、証拠突きつけて、あんた オカシイょ!
…って言いたい気持ちが‼️
でも、相手は裁判をイギリスに持ち込んだ。。。
アメリカとは法の裁き方も 裁定の仕方も 裁判の進行の仕方も異なる〜
彼女から見たら、イラッてする裁判だが、ある意味 証人として、ナチスに被害にあった人を法廷に引きずり出さないレイチェル サイドの弁護士チームの方針は優しさを感じた。。。
【ネタバレかも】
レイチェルは、被害者に証言して貰ったら、アウシュビッツの大虐殺が実際にあった事がわかるはず…
って考え方をしていたが、ワタシも、そう思った。。。
でも、レイチェル サイドの弁護士チームは、被害者を裁判に出す事を嫌がった。。。
その場で、また、被害者のヒト達が深く傷つく事を怖れたからだ。。。
偏見を持った差別主義者の人とは、真っ直ぐ向かってもダメなんだ!!