桃缶 ならぬ 桃姦・・・などという悪い冗談はさておき。
確かにイタリアの情景も綺麗。エリオもオリヴァーも美しい。
そんな二人のラブシーンも変な生臭さは皆無でしたが。
二人が歩み寄る描写は(男性同士という点以外は)既視感があって。
これまでにもそういう ひと夏の恋物語は語られてきたものじゃないかな。
この映画にしかない設定という意味では「君の名前で僕を呼ぶ」というのがあるけれど。その意義が わたくし的にはちょっと響いてこなかったですし。
様々感想を見ていると、多くの人が感じるものがあったという、息子エリオに父親が語り掛けるラストのシークエンス。
設定を見ると、このファミリーは毎夏 北イタリアでバカンスをしているそうで。
で 大学教授である父親は、助手役として大学院の生徒さんを招いているとのこと。
これ、そもそもの自身の息子の特性と、その相性を見抜いてオリヴァーを招いていたとするならば…
お父さん、神やね。