味噌のカツオ

君の名前で僕を呼んでの味噌のカツオのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
-
桃缶 ならぬ 桃姦・・・などという悪い冗談はさておき。

確かにイタリアの情景も綺麗。エリオもオリヴァーも美しい。
そんな二人のラブシーンも変な生臭さは皆無でしたが。

二人が歩み寄る描写は(男性同士という点以外は)既視感があって。
これまでにもそういう ひと夏の恋物語は語られてきたものじゃないかな。

この映画にしかない設定という意味では「君の名前で僕を呼ぶ」というのがあるけれど。その意義が わたくし的にはちょっと響いてこなかったですし。

様々感想を見ていると、多くの人が感じるものがあったという、息子エリオに父親が語り掛けるラストのシークエンス。

設定を見ると、このファミリーは毎夏 北イタリアでバカンスをしているそうで。
で 大学教授である父親は、助手役として大学院の生徒さんを招いているとのこと。

これ、そもそもの自身の息子の特性と、その相性を見抜いてオリヴァーを招いていたとするならば…
お父さん、神やね。
味噌のカツオ

味噌のカツオ