イザナギ

レザボア・ドッグスのイザナギのネタバレレビュー・内容・結末

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

タランティーノ監督のデビュー作。
個人的にはタランティーノ作品の中で一番好きな作品。

冒頭のレストランで、マドンナのライカバージンの歌詞について議論するいい年した大人達w

こういうユーモラスな会話のやりとりがタランティーノ作品の醍醐味だと思う。

監督自ら史上最低なライカバージンの歌詞解釈をして、それでしめる始末(タラちゃんは後にマドンナから怒られたらしいw)

そしてMr.ピンクのチップ払わない問題。最初は細かい五月蝿い男だと思ったが、今振り返ると他のメンバーより洞察力が鋭いし、視点が少し変わっている事に気づく。

そして全員で店を出て、坂道を下るシーンからオープニング曲が流れる。
このシーンだけでも十分痺れる。


銀行強盗を計画し、実行するが、予定より早く警察が到着してしまい、作戦は見事失敗。

【これは罠じゃないのか?】
【スパイはチームの中にいるのか?】

メンバー間に不信感が漂う中、ホワイトがピンクを誘い、鏡の前で指パッチンでZIPPOに火をつけるシーンが大好き。

一時期真似して練習しまくったが、なかなか難しいw

本作は、キャラクター別のパートにわけて、このチームに所属するまでの経緯も描いているのでキャラクターを見分けやすい。もっとも皆キャラ濃いんだけどw


そして、本作では【警察の犬は誰か?】って部分のバランスが絶妙。変に犯人探ししてもミステリーじゃないから、ノーヒントじゃ視聴者はわかりっこない。

チームの仲間が倉庫に戻り、揉めたり、拷問したりとめまぐるしく話は展開し、すっかり【警察の犬は誰か?】って要素を忘れかけている所で

ドーン!!と【警察の犬】の回想に入る。
うーん。絶妙!!!!

ハッキリ言って男臭いが、この男臭さがたまらなくカッコいい。

この作品知らずにタランティーノを語るなかれと断言できる名作
イザナギ

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