FutosiSaito

ローガン・ラッキーのFutosiSaitoのレビュー・感想・評価

ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)
3.8
 予告では登場人物がみな濃くて、マヌケな感じもしていたので『ビッグ・リボウスキ』のようなノリだと思っていたら、いい意味で裏切られた。
 それにしてもアダム=ドライバー。変顔だとは思っていたが、ここではさらに変。
 片腕のバーテンダー。そして朴訥というより唐変木?朴念仁?
 『スターウォーズ』シリーズの悪役や『沈黙』の重厚な演技が印象にあるのだが、こっちのほうがふさわしい気がする。
 チャニング=テイタムもダニエル=グレイブも、一癖もふた癖もあるし、コーエン兄弟の作品のように思えたが、違った。
 ちょっと変わった『オーシャンズ11』だった。
 どのシーンも面白いし、楽しい。
 細部に気を配って演出し、職人技を見せたソーダバーグ監督には敬意を表する。
 さらに「カントリーロード」の歌詞は、ヒルビリーの山奥に住む人々の、鉱山の街の哀しさを歌ったものだと教えてもらった。『耳をすませば』の日本語版歌詞からは浮かばないものだ。
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