帰巣本能がくすぐられる。
遠い過去まで振り返って疼くような、小さな過ちから大きな失敗、正しさと引き換えた代償や後悔しきれないほどの不甲斐なさとか、
そんなアンラッキーな人生を歩んでいる男たちへの応援歌みたい。
ダメダメなメンバー(でも違う)とゆるゆるなクライムプラン(でも違う)が "まるで楽園のような故郷"を行き来して繰り広げられるから、地元ラブが強い私にとっては身内のように愛らしかった！
弟がいて、妹がいて、兄として。
友だちじゃないのに情が湧いてきて。
そこに住む人は皆んなスローテンポに大らかで。
今と明日と明後日ぐらいしか見ていない娘には、どんな問題があったとしても、片腕でヒョイと抱え上げて一瞬でプリンセスにしてくれるパパでいてくれれば充分カッコイイーーわけで。
アメリカの田舎の問題、かなり変化球な西部劇的ストーリー。ソダーバーグ作品の中でもトップ級に好き♡
