なっすん

アンチャーテッドのなっすんのレビュー・感想・評価

アンチャーテッド(2022年製作の映画)
4.0
―偉業をなすのも小さな一歩から―

【あらすじ】
ニューヨークでバーテンダーの仕事をする青年“ネイサン・ドレイク”。器用な手先や身体能力などをかわれたネイトは、“ビクター・サリバン”と名乗る謎の中年から、50億ドルの財宝を狙う計画を持ちかけられる。二人はまず手がかりとなる十字架を標的とするが、その十字架を狙う者が二人のほかにも現れ、マゼランの残した黄金の争奪戦が幕を上げる――


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面白かった!暗号の読み解きから潜入、謎解き、現代アクションもあり大自然のなかでのアクションもあり、目まぐるしく良いテンポで進んでいくトレジャーハンテング映画。インディジョーンズの世代交代として、トゥームレイダー、ハムナプトラ、ダヴィンチコード、ナショナルトレジャーと色々な同ジャンルの映画は作られてきたけれども、このシリーズが一番ふさわしい存在になるのではと感じた。

トムホランドといえば今やスパイダーマンのイメージが強くなりすぎて、ハリー・ポッター=ダニエル・ラドクリフみたいにならないか心配もしたけれど、アクションのほかにも持つ多彩で器用な動きがネイトにばっちりリンクしていて、今後も色々な作品に活きてくればいいなと思うばかり。

ゲームで登場するネイトとサリーよりも少し若く、二人の出会いが描かれる今作。見慣れたキャラビジュアルと異なり、とくにサリーは違和感があるが、後半からビジュアルを徐々に原作へ寄せてくる演出が鳥肌もの。ネイトのトレードマークであるショルダーホルスターが登場した辺りは凄いかっこよかった。
その他、ゲームならではの演出が多く、原作の雰囲気を大切に作られているなと感じる作品でした。
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