なっすん

CUBE 一度入ったら、最後のなっすんのレビュー・感想・評価

CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)
2.5
―こんにちわ。あなたたちは何者ですか?―

あらすじ
目覚めると謎の立方体の部屋に閉じ込められていた老若男女の6人。その場にいる理由もわからないまま壁面の扉をあけるとそこには全く同じ部屋があった。出口を探して進む彼らだったが、それぞれの部屋には死と隣り合わせの罠が待ち受ける。体力精神ともに疲弊していく彼らは無事に脱出ができるのか―

◆◆◆◆

原作「CUBE」にある程度は忠実ながらも、日本らしさのある蛇足な要素が入り交じった日本版キューブ。
登場人物の過去や思想は、海外とは違った日本に馴染みのある設定に変更されながら、原作ファンは馴染みのあるトラップも登場しており、原作を知っていてもなお見ていて飽きない演出が多かった。
岡田将生の怪演が最高。クズの役、とても似合います。

そもそも原作の「CUBE」自体、まだソリッドシチュエーションホラーが真新しい時代に低予算で作られた映画ということで評価されていた部分もあるので、
評判ばかり一人歩きしていざリメイクされたら「なーんだこんなもんなのか」という感想に行きついてしまっている現状である気はする。無駄な改変をせずに本筋はしっかり残しているストーリーは好感がもてた。

精神の限界状態で現れる本性も見所のひとつのはずなので、もう少しいやな沈黙とか変な間をいれて不気味な雰囲気作ってほしかったが、菅田将暉の精神崩壊は見応えあった。

個人的には3.0の評価をするつもりでしたが、、
エンドロールの星野源でまいなす-0.5点。

なんだあのポップな曲は。
映画の余韻というものをバカにするのも大概にしろ!

おわり。
なっすん

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