おけい

怒りの荒野のおけいのレビュー・感想・評価

怒りの荒野(1967年製作の映画)
4.0
『荒野の用心棒』で助監督を務め本作や『ミスターノーボディ』が代表作のマカロニウエスタン名匠の一人トニーヴァレリ監督作品。

昔はまったマカロニウエスタンの再熱の為、暇さえあれば観ています。本作も昔観たきりの再鑑賞。

娼婦の息子ということで、街中の人々から虐げられ掃除人として差別されてきた青年スコット(ジュリアーノジェンマ)はいつかガンマンになる夢を抱いていた。

そこへ凄腕のガンマン、タルビー(リーヴァンクリーフ)が街にやってくる。

このリーヴァンクリーフの目力といい、只者ならぬ佇まいといい圧倒的な存在自体がこの映画の激アツの源。凄まじい早撃ちに、渋い見た目がクールかつスマートで、スコットが弟子にしてほしくて目をキラキラさせるのも激しく同意。惚れてまうやろ。

しかし、タルビーは暴力的な方法で次第に街を支配していくようになり、タルビーのやり方に違和感を覚え始めるスコットと最終的には対決することになるのだが…師匠の教えを忠実に守るラストも好き。

数あるマカロニウエスタンの中でもかなり好きな作品の一つです。
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