怒りの荒野の作品情報・感想・評価

「怒りの荒野」に投稿された感想・評価

otom

otomの感想・評価

3.9
初鑑賞。うーん、マカロニ。最後に十箇条を忠実に守る弟子ジュリアーノ•ジェンマの表情が非常に良かった。キレ者とは思えない師匠リー•ヴァン•クリーフ御殿は圧倒的なダサさで笑えるが、それ以外はしっかりと作り込まれていて面白かった。サントラが異常に格好良し。
銃の支配も終わりかけの時代
蔑まれ虐げられてきたスコットと早撃ちタルビーが出会った時、宿命の歯車が回りだす…
スコットはタルビーに師事しガンマンとしての頭角をメキメキと現すが、徐々にタルビーの冷血ぶりについていけなくなる
そして自分を愛してくれていたマーフが殺された時、スコットは師との対決を覚悟した…

タルビーから教えられたガンマン十戒を一つ一つ遂行しながら彼の手下を倒し、師であるタルビーとの対決に臨む構成が見事
マーフとタルビーの間で板挟みになったスコットの心情は複雑だったろう、去っていく後ろ姿が物悲しい
ドク=ホリデイの銃とか出てきてテンション上がっちゃう
絶対観るべき西部劇
櫨山

櫨山の感想・評価

5.0
最高!!!!!

「銃」と「ガンマン」の物語やんけ……西部劇版「新たなる希望」のような序盤が最高すぎる。
ガンマンに憧れるボンクラ少年の目の前に最強のリー・ヴァン・クリーフが現れ、彼を導く……田舎の映画好きボンクラがこの展開に憧れないわけないだろ!!

なんのために銃を握るのか、人にとって銃とはなんなのか……西部劇を銃が個人に寄り添っていた最後の時代(つまり「ガンマン」が存在しえた時代)として描くなんて……

銃が好きなオタク、黙ってこれを見ろ!!!!!
シズヲ

シズヲの感想・評価

4.4

このレビューはネタバレを含みます

ガンマンに憧れる青年スコットと壮年のならず者タルビーが繰り広げる師弟バディ。スコットはタルビーの教えを吸収して一流のガンマンになるんだけど、最終的に恩人を殺した師と袂を分かつことになる。そして師の教えに従い、師との決闘に挑む……っていうあらすじがもう堪らない。こういう話好きに決まってるんだよな。

若々しいジュリアーノ・ジェンマと燻し銀のリー・ヴァン・クリーフの魅力はやっぱり素晴らしい。セルジオ・レオーネの系譜らしき演出を所々で感じさせつつも、個性を出して差別化しようとしているのが好感。特にリズ・オルトラーニ作のテーマソングは秀逸で、師の作品と全く異なる趣を生み出している。

話も序盤にスコットの不憫な立場を丁寧に描いているからこそ、彼がガンマンに憧れることや力を得てからの変貌にも説得力を与えている。最終的にタルビーとの決着をつけ、最初の恩師の教えによって答えを見出だすという着地点も好き。タルビーに教わった十ヶ条をなぞりながらタルビーとの決戦に臨む終盤のアツさは凄まじい。

スコットとタルビーとの交流はもうちょい深く描いてほしかったし、終盤の対決に至るまでの過程でタルビーの危険性をスコット視点でより強調してほしかった感もある。終盤の師弟対決もあと少し『溜め』が欲しかった。そんな風に惜しい部分がちらほらある印象なんだけど、それでも主軸の魅力でこの点をあげられちゃうんだよな。
娼婦の子として蔑まされ、汚物回収などを命じられているが、ひそかにガンマンになることを夢見ている青年スコット。そんな彼が町にやってきた凄腕ガンマン、フランクと出会い心構えを学び、いつしか彼を凌ぐほどの腕前を身につけるが…

フランケンシュタインっぽい(失礼)ジェンマと最下層の立場が妙にハマる。
中盤の馬上決闘、スコットの妙技など見どころ満載だが、単なるエンタメからガンマン十戒を経た最後の師弟対決は善悪の彼岸を超え、新たな伝説となる。
ゆき

ゆきの感想・評価

3.9
リー ヴァン クリーフのどこも垂れた要素のないキレキレの顔!立ち姿も格好いい。
Jジェンマは、町で蔑まれていた役で、可愛らしい顔立ち。足長っ!
余計な女は出てこない清いマカロニウェスタン。

ジェンマが頼み込み、師弟関係に。
可愛がられるし、それに応える。
ただ、師匠のやり方は手荒だし、ピカピカの酒場を建てちゃったりして、ちょっと強欲。

ラストの締め方も良かった。
Fuzzy73

Fuzzy73の感想・評価

3.0
セルジオ・レオーネの助監督、トニーノ・ヴァレリが監督するマカロニウエスタン。
劇伴がタランティーノのキルビルやジャンゴで引用されていることでも有名。

娼婦の私生児として生まれ、汚物処理の掃除夫として馬小屋で暮らすスコットが銃の才能に目覚め、元保安官である育ての親と、自分に自由と尊厳を与えてくれたガンマンの師との間で葛藤する。
復讐は正義か?持つべきものは箒か銃か。
彼の最後の決断とは。

基本的な構造は王道の成長譚だが、作中に散りばめられた師の教えである”ガンマン十戒”をなぞる形で決闘が進むラストの師弟対決では、その末に彼が自らの答えを見出す姿に大きなカタルシスを得られる。

マカロニウエスタンを語る上で外せない一本。
bowzZ

bowzZの感想・評価

3.2

このレビューはネタバレを含みます

青年の真の師匠は馬小屋の老人で、銃の腕も元来のものでしょ。町にやってきたガンマンは訓戒と銃を与えたにすぎない。
その授けた訓戒通りに最後は自分がやられるのだから、他人を信頼するなという訓戒を自分も守って、何も教えるべきじゃなかったねww
maromaro

maromaroの感想・評価

3.8
とある小さな街の貧しい若者が、凄腕のガンマンと出逢って人生が一変する。

ジュリアーノ・ジェンマとリー・ヴァン・クリーフがとにかく格好良い。
そしてガンマン十戒。その7からその8のやり取りが好き。
ジュリアーノ・ジェンマとリー・ヴァン・クリーフの師弟対決が恰好良い。ジェンマ演じる主人公の成長記とも言える作品で漫画やアニメの世界のヒーローみたいな感じでした。
>|