世界的なチェリスト、ヨーヨー・マが世界各国から召集した音楽家集団"シルクロード・アンサンブル"。さまざまなバックグラウンドを持ち、言葉すら満足に通じなくても、彼らは音楽を奏でることでわかり合える。音楽には銃弾を止めることができない。飢えをしのぐことも。それでも、と日々模索し、立ち向かう音楽家たちの個々のエピソードは面白いし感動的なのだけれど(とくにクリスティーナ、超かっこいい！)、ドキュメンタリーとしてはどうもとっちらかっているような。話があっちこっちに飛びすぎというか。旅している感覚にはたしかに近いのかもしれないけれど…。でもはっとするショットもいくつもあったな。
