ヨーヨー・マと旅するシルクロードの作品情報・感想・評価・動画配信

「ヨーヨー・マと旅するシルクロード」に投稿された感想・評価

大画面のこれを鑑賞しながら入眠した
冒頭のシーンがあまりにも良かった

帰り道に散歩とかして疲れた日じゃないとしたら、素敵な記憶を残してくれそうな映画だ‼︎‼︎また観る
ゆき

ゆきの感想・評価

4.0
外国人音楽家達の民族ルーツみたいなドキュメンタリー。音楽好きの方オススメ。

世界的なチェリストのヨーヨーマが集めたメンバー(シルクロードアンサンブル)の紹介みたいな?…なのでこのタイトルはちょっと違和感。

クラリネット奏者はシリア革命で音楽が作れなくなった。音楽で銃弾はとめられないと…
兎に角イランなどシルクロード沿いの色んな境遇の音楽家が出てくる。

音楽の価値とは?

文化は残る
言語や音楽
音楽は希望

幸福と不幸。悲劇は誰にでも起こり得る。エゴを排除し、精神誠意込めて過ごしましょう~という思いで音楽に向き合う。
世界平和への願いを感じる作品でした。
もちろん音楽の楽しさが画面から伝わって♪
siete

sieteの感想・評価

4.0
戦いとか差別とかなく、こんな風に音楽で世界がひとつになれたらいいのに
皆、息をするように楽器を演奏してるんだぜ、最高だよな。あんな風に楽器を弾けたら気持ちいいだろうなあ。
笑顔で演奏する姿?変顔?よく真似してしました!素晴らしい演奏家ですね!
原題は『The music of Strangers』だから外国人の音楽といった意味合い。

邦題だけを見ると、音楽を奏でながら旅するヨーヨーマにスポットライトがあたったドキュメンタリーだと思うだろう。

聞いたことすらないさまざまな国の伝統楽器を演奏するプロの音楽家を追いながら、歴史・ルーツやアイデンティティ、国を出て世界で活動しているからこそ見える自国の情勢……など、“音楽とは何か?”について見つめる奥深い内容だった。

「ベートベン時代の王は覚えていない。けど文化は残る」という真実。
伝統音楽も後世に伝えていかなければ、いつか無くなってしまうという現実...。
QM

QMの感想・評価

4.8
これをヨーヨー・マの話かのように見せている邦題、もったいなすぎる・・・セッションしながら旅するゆるい話かと思って気軽に見始めたら衝撃だった。

自分のような音楽関連作品が好きでクラシック好きでもヨーヨー・マに強い関心がなかったらなかなかポチらないし、音楽好きでもクラシックや弦楽興味ない人はもっとポチらないしだろうし、音楽そこまで関心ない人は完全にスルーするのでは・・・

これはヨーヨー・マの話でありヨーヨー・マの話ではないです。異なる背景を持った人達との音楽を通じた文化的で身体的なコミュニケーションの話であり、アウトサイダーになった時に人が自分のアイデンティティやルーツにどう向き合うかの過程の話であり、郷土愛の話である一方で世界はシームレスであることを伝える話でもある。また、長い時間をかけて実際に人と触れ合い価値観を共有し思いが伝播して行動になってゆく草の根運動の話でもあると思う。

今年大いに楽しんだChopin competitionを通じて「伝統」とは「正統派」とは一体何なんだということをよく考えた。今の時代なにかを「保存」することはテクノロジーの力でとても簡単なことになった。他方で「継承」することは人から人へ価値を伝えていく非常にアナログで地道な活動だ。価値が伝わるには心震わせる体験だけでなく「必要だ」「自分もやりたい」と主体的にさせる何かと共に経済性が付き纏う。

この間アストル・ピアソラのドキュメンタリーを観たきっかけでバンドネオン奏者の方のインタビュー記事を読んだが、バンドネオンもまた楽器市場がシュリンクしてなかなか戦前のクオリティに優る物が出て来ず、また文化背景への理解が不十分 (にある方面からは見える) なアーティストがタンゴをモチーフ的に利用した (とある方面からは見える) ことでオーセンティックなタンゴの文化継承が危機的状況であることを嘆いておられた。

ヨーヨーマが"創意がなければ""滅びる"という話が印象的。長い長い歴史のなかでその時の社会背景を土壌に生まれてくる文化をそのままの形で継承することは不可能に近い。その時の社会や人にとって必要な形で、より生きた文化であることが大事なのだとシルクロードアンサンブルのあまりに生きたパフォーマンスをみて強く感じた。聴きに行きたい!!!
rika

rikaの感想・評価

3.9
いい映画だ。ヨーヨーマのことはリベルタンゴくらいしか知らなかったけどこの映画で人柄にふれ笑顔と音楽と言葉がしみた。ヨーヨーマが自分の存在意義に悩み葛藤している姿を見て共感し少し楽になった。(もちろん次元が違うし彼はもがきながらも常に動いているけど)
後ケイハンカルホールが奥さんと共に素敵だったのと中国のロックなおじちゃんたちもいい感じで印象的。
世界的なチェリストであるヨーヨー·マと、シルクロードアンサンブルのメンバーについてのドキュメンタリーでした。

政治や経済などそれぞれの事情で、国を離れることになった音楽家が、演奏を通して次第に外国でも受け入れられていくという辺りは、まさに「徳は孤ならず、必ず隣あり」だなぁと思いました。

普段はあまり見ることがない、ピパやケマンチェ、バグパイプなど、それぞれの国の伝統的な楽器が共演しつつ、素晴らしい音楽が作られるところは、伝統には創意が必要というヨーヨー·マの考え方が現れているなぁという感じでした。

最初は伝統文化を薄めているという批判もあったみたいですが、それぞれの事情を抱えたメンバーが集まり、共演するなかで自分の伝統音楽に気がついていく部分もあると思うので、これからもこういうプロジェクトが続いてもらいたいなぁと思いました。
湯林檎

湯林檎の感想・評価

4.7
なぜ音楽をやっているのか、なぜ音楽(芸術)が好きなのか…自分の中の混沌とした感情を表現してくれたかのようなカタルシスを感じた。

自分が音楽を愛している理由といえば、端的に言うと色々な音を聞いていくことが好きなだけだ。
そんな感覚的で抽象的な自分の考えを見出そうとこれまで様々な本や映画を通して考えてきた。そう言った意味ではこう言った音楽を追求している方々のドキュメンタリーは非常に感慨深いものであり、本作でのヨーヨー・マ達の言葉が私の求めていた考えを代弁してくれたような気がした。

出演者の多くは戦争や内乱を経験し、親友を失った人や家族と何年も会えていない人様々な事情を抱えていた。
また、身を守る為に音楽活動をしている人もいた。
いつの時代も音楽と戦争は隣り合わせの存在で皮肉なことに戦争や紛争が起きることによって音楽を含む文化が発展しきたことは認識していたものの、本作で実際に過酷な状況下で生き抜いてきた人々の話を聞くのは心底辛かった。
だが出演者全員に共通して感じたことは皆自分の祖国の文化に強い誇りを持ちながらも自分の果たすべき目的を持って音楽活動をしていてすごく誇らしく、自分も見習いたい部分があると思った。
実際ヨーヨー・マが途中で現地の中国人の音楽家達に対して"練習することに目的や理由を持つこと"という風に指導していた。これは普段の仕事に直接役立つわけではない芸術活動でもきちんと目的意識を持てば日常生活や人生設計の様々なことに役立つアドバイスだと思えた。


⚠️以外ネタバレなので気になる人は注意してください


ここから先は出演者の心に残った言葉を記録して自分なりに考えをまとめたい。

(ヨーヨー・マ)「文化は終わらない〜取り引きを成立させるビジネスとは違う〜物事を生かし続け発展させるものだ。」
「伝統が生き続けられるのは創意があってこそだ。伝統が発展しない限り当然衰退の一途をたどる。」
(このプロジェクトの目的について)「演奏や音楽について学んだすべてのことや音符の間を読むことで文化の重要性を再確認できる。」
(イラン出身のケマンチェ奏者ケイハン・カルホールについて)「私たちは別々に生まれた双子だ。私達の選択は同じです。」
(ウー・マン)「音楽の世界は狭いわ、何かに興味を持ち見つけたいなら注意深く見回せば必ずすぐそばにある。」
(ケイハン・カルホール)「政治的な独自性は続かない〜だが文化は残る。文化の一部である言語や音楽も継承する。」
(梅崎康二郎)「芸術とは自分の可能性を切り開くものだ。可能性は希望につながる。希望が必要だ。」
(クリスティーナ)「文化的アイデンティティーが人を左右する。その善し悪しを判断するのは自分。」
「他の文化から学ぶことで自分の文化をより発展させられる。」

音楽(芸術)とは何だろうか、個人的には今を生きる上で自分を形成する手段の1つなのではないだろうか。
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