がんちゃん

エグゼクティブ・デシジョンのがんちゃんのレビュー・感想・評価

4.0
俺のセガール映画第1位!
俺のフライトパニック映画第1位!

無敵のパブリックイメージが定着しているセガールをだしに使うという禁じ手によって予測不能の状況を生み出す展開が本作1番の見所。大塚明夫ボイスで「任せたぞ!」つってドアをピシャリと閉めるくだり大好きです。仕事の締め切りが迫ってるときの同僚に使ってみましょう。

一応、作中における彼の生死は不明なので、もしかしたらあのまま沈黙の艦隊に拾われて最強のコックとして働いているかもしれないなどという想像が膨らむのはセガールファンにとってのせめてもの救い。言っておくが俺はファンじゃないぞ。

最強オヤジ不在の中、残るは相変わらず爆弾の前で動けないダイソン君、やられ役のラテン系戦闘員etcという状況で、同行していた分析官のカート・ラッセルにバトンが渡る。
しかしそれまで頼りなさげだった彼は類稀な分析力、判断力を発揮して特殊部隊を指揮していく。冒頭でタキシードなんか着せられていかにもデスクワーカーっぽい感じとのギャップがいい。
同年公開のニコラス・ケイジ主演『ザ・ロック』ともに午後ロードの常連さんだが、「無理やり戦場に放り込まれたルーキーの成長譚」はいつだって少年たちのバイブルなのだよ。

しかしミッションの難易度は極めて高い。テロリストの排除、時限爆弾の無効化、起爆装置を持つスリーパーの特定…それらを同時に、かつ旅客機がアメリカ本土に到達する前に遂行しなければならない!
そしてお約束の「偉い人による撃墜命令」「○分に1人ずつ殺す宣言」なんかもあって終始飽きさせない展開。
勇敢な客室乗務員にまさかのハルちゃん出演。

ついつい観ちゃうよね〜
がんちゃん

がんちゃん