試写会。
主人公も寡黙だが、ヒジョーに物静かな作品。
物静かすぎて「なぜそこでちゃんと話さん‼」とついつい思っちゃう少年時代……いやいや行間を読む作品です。
一人で静かに誰も居ない海の風景を楽しむようなつもりで観るといいと思うの。あまりドラマティックな展開を期待すると肩透かし食らうだろうなって。
もっとマイノリティを語る作品なのかと思っていたが、人種ガーーという問題よりも生まれた環境や身体の要因が大きい。
答えはないし誰も救いにはならず、自分自身で立ち上がっていくシャイな青年の愛の話。
むしろ彼の人生はこの作品の後に待っている気がする。
個人的には、それほど大きく心動かされず。