まちだ

ムーンライトのまちだのレビュー・感想・評価

ムーンライト(2016年製作の映画)
3.8
フィルマークス見ると賛否両論あるみたいですね。
僕は好きでした。

LGBTというのを単に”お話の要素”として安易に処理せず、中心に”人が人を愛すること”という筋が一本通ってたように感じました。
(脚本家の方は性的マイノリティーの当事者とのこと)


「たとえお前がゲイであっても、”オカマ”と呼ばせるな」。
こんだけ性的マイノリティーの人がテレビで活躍してる時代でも差別はなくらなくて、そんな中で自分に誇りを持って生きる、ということを選び、静かに力強く生きていくシャロンに胸を打たれました。

好き嫌いわかれるかもしれないけど、僕は単純にあの三部の再会のシーンはグッときました。

理解されずとも、疎外されても、心に灯を灯して生きていく。
こういうテーマには甘めになってしまうのもあるけど、
撮影の工夫、美しさや、低予算、短期間でここまで繊細な作品が作れるんだな、っていう感動も素直に感じました。
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