中盤くらいまでのネタバレを含みます。未見の方はご注意ください。
今作は「主人公である家福のストーリー」に、劇中劇である「ワーニャ伯父さん」、さらには「劇中の演者と『ワーニャ伯父さん』の関係性」と「作>>続きを読む
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テイラー・スウィフトのドキュメンタリー。
序盤はカニエとのあの騒動や、"良い子"を求められる彼女の葛藤が描かれる。
終盤、ついに政治的意見を表明したいと打ち明けるが
「ツアーの動員が半分になる」
「危>>続きを読む
「火花」(Netflix版、原作)や又吉自体は好きなんだけど、どうしても「劇場」原作は受け入れられなかった。
ダメ男がただ作者に甘やかされているように見えてしまう所が多々あったり、映画>>続きを読む
日本のBlack Lives Matter関連の報道を見ても、歴史的、社会的背景まで解説してくれているものは少ないので(それどころか偏見を助長するようなものもあったり…)良い学びになった。
ー憲法修>>続きを読む
面白かった。
結構賛否両論なんですね。
あとたまに最後の展開が読めたからつまんなかった、みたいな感想があるけど、それ良くわかんないなあ。
公開直後に見てた。
面白かったような気がする。けど熱量を持って何か語りたいことがあるかといえばない気もする。
劇場で見たことで+0.5点くらい。
結構長い。
大統領候補の国務長官・シャーロットに恋した無鉄砲な冴えないジャーナリスト・フレッド。
10代の頃に2人は面識があり、シャーロットはフレッドの初恋相手だった。
そんな縁もありフレッドはシャーロットのス>>続きを読む
"私は一旦敗北を認め、「高校に舞台を移してしまえばいい」と考えた。あらゆることが劇的であり、あらゆる感情が初めて、すやなわち唯一感じる感情となる時は高校だけだからだ。そして率直に言って私たちは恋愛と>>続きを読む
モノクロの映像、無駄のないミニマムな作りの中に息をのむほど豊かで濃密な時間が流れてる。
Cold War というタイトルとは裏腹に、不思議な軽やかさがある。
音楽の素晴らしさは言うまでもなく、>>続きを読む
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個人的に新井英樹に特別な思い入れはなく「宮本から君へ」ドラマ版は見ていたのですが、正直あまりのれませんでした。実際に宮本のような男が周りにいたら好きにはなれないだろうと思う。
ですがこの映画版は素晴ら>>続きを読む
公開直後に見ていたのですが。
ギャング映画に詳しいわけではないですが、グッドフェローズ等好きな作品はあるので楽しみました。
この長さとタイム感があってこそギャング映画を終わらせることが出来るのだと思>>続きを読む
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英雄を描き続けてきたイーストウッドがたどり着いた、仕事の大きさに関係なくその仕事に誇りを持ち、職務を誠実に遂行する市井の人びとこそが英雄なのだ、という眼差しに涙。
彼は今回(「サリー」もそうだけれど)>>続きを読む
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まだ1月だけどこれが今年ベストでも良いくらい。
正直車にあまり興味がない人間なのですが、それでも(だから?)本当に胸を熱くさせてくれる作品だった。
史実と違う部分もあるようですが個人的にこの物語を強く>>続きを読む
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濱口監督の言葉を借りるなら、「強靭なショットを撮り、しかもそのショットをストーリーテリングの中に何ら過不足なく埋め込んでいく」凄さ。
また物語を構成する要素を見ても取ってつけたものでなく、半地下も元>>続きを読む
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「ハッピーアワー」も「寝ても覚めても」もそうだけれど、濱口監督は"他者と共に生きることの困難さ"を繰り返し描いてきた監督だと思う。
私と他者との間には絶望したくなるくらいの断絶があるという話。
でもい>>続きを読む
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「イカとクジラ」「ライフ・アクアティック」等大好きなので期待していましたが、とても良かった。
似たテーマの、離婚の過程を描いたアカデミー賞受賞作「クレイマー、クレイマー」でも同じよう場面があったが、愛>>続きを読む
ダニー・ボイル×リチャード・カーティスという前情報からかなり大味な作品になるだろうなあと予想はしていましたが、やっぱりそんな感じで、ツッコミどころは多かった気がする。
アレンジの素晴らしさや文化的影>>続きを読む
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自分にとっての鑑賞メモをかねています。今回特にネタバレ率高いです。
国民的大女優ファビエンヌの自伝「真実」が出版される。そこには彼女の親友で女優だった亡きサラの名前はなかった。ファビエンヌの娘リ>>続きを読む
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公式パンフレットのレビューの内容を踏まえた上で書いてみたいと思う。
「弱い方へ弱い方へ、不幸は流れ込んで行く」と舞城王太郎の小説にもあったけど、
そのことに自覚的に生きている人がどれだけいる>>続きを読む
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「小さな夜 劇的じゃないけど 最高じゃないけど それが悪くないのにな」
もしあの時パソコンが壊れてなかったら、もしあの時ストリートミュージシャンがあの時間にあの歌を歌ってなかったら、もしあの時彼女の>>続きを読む
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ある男の死と、その男を思う者たちの物語でした。
ですが、じめじめした感じはあまりなくあたたかみのある作品でした。
人にはいろんな死の捉え方や人の愛し方があってみんなそれを迷いながら探しながら生きてて>>続きを読む
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※今作に加え「ワンスアポンアタイムインハリウッド 」のネタバレも含まれます。
「イングロリアス ・バスターズ」「ワンスアポンアタイムインハリウッド」との間に位置する今作はリ>>続きを読む
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※後半ネタバレありです。
むかしむかし、ハリウッドで。あの頃のハリウッドにはスターとして永遠に人々に記憶される人もいた。かつては人気だったが時代に取り残され落ち目になった人もいた。裏方として映画を支>>続きを読む
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人間て愚か。でも憎めないなーと思う。
自分にとって妙に心の隅にこびりついた1日でも、相手にとってはそうでもなかったりって多分あるんですよね。
自分の心に焼き付いてる1日も意外と誰かにとってはどうで>>続きを読む
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この物語は、「祈り」についての物語なのではないかと思いました。
たとえば誰かのために「晴れて欲しい」と願うことが世の中を救うとは限らない。いくら世界が壊れていると気付いてそれを変えたいと願っても、大>>続きを読む
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天気の子を見ようと思ってるので、Netflixで新海誠作品を見てみました。
岡田斗司夫が新海誠は良い作品作ってたのに、「君の名は。」でバカでも分かる作品を作って変わってしまった、みたいなこと言ってた>>続きを読む
「自由が丘で」みたいに時系列が特殊な撮り方をしてて今回は前半と後半で同じシチュエーションの物語が微妙な差異の中で反復される仕掛け。
いつものホン・サンス作品という感じで楽しめました。やっぱりホン・サン>>続きを読む
オーソドックスな青春映画に見えて不穏な色彩設計であったり、登場人物に寄り添い過ぎない視点もあり、
原題の直訳「アメリカンスリープオーバーの神話」というのがしっくりはまる。
面白い作品だと思うけど自分に>>続きを読む
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失われた家族との時間を取り戻すため始めた運び屋だったが
車の修理、ポークサンドの店、コーヒーショップ…とアールは様々な寄り道をする。ぶっきらぼうで時代遅れだけどどこか暖かい言葉をかける場面にアールのこ>>続きを読む
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ゴーストライター騒動で世紀のペテン師と大バッシングを受けた佐村河内守のドキュメンタリー。
・この作品を見て、真実って簡単に白黒つけられるようなものばかりじゃなく、
グレーゾーンの中を手探りしながら>>続きを読む
正直自分は「その人になりたい」と思えるほど人を好きになったことはない。
相手を振り回すのも振り回されるのも嫌だ。もし自分の友人がテルコや仲原くんみたいな恋愛してたら「そういう関係性って"愛"じゃない>>続きを読む
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嫌いではないけど引っかかるかんじでした。
出会いを経てドリスは成長してるのに、フィリップは相変わらず非のない周りの人に悪態ついて全然成長しとらんやん…ってなりました。
フィリップも成長してほしかった>>続きを読む
三代目も乃木坂も縁のない自分でも楽しめました!
アイドル映画としても綺麗に取れてるし、コインランドリーのとことか今泉監督らしさもあって、満足でした。
超期待してる次回作「愛がなんだ」がう>>続きを読む
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今も「ビニールハウス」はどこかで燃やされているのに誰も気づかないし、気づこうともしない。
ヘミが泣きながら助けを求めていた「井戸」は、確かにあったのだ。
韓国での若者の失業率の高さも画面>>続きを読む
個人的にはおもしろかったです。
ロッキー、ビアンカたちとのアウェーの中での入場にブチ上がり、
試合の最後には涙しました。
前作と今作でその拳の意味が変わってた。
「自分は過ちじゃない」と自分自身の>>続きを読む