ぶちょおファンク

おとなの恋の測り方のぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

おとなの恋の測り方(2016年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

序盤★3 中盤★2 終盤★2

恋の障壁っていろいろありますが、
本作は“身体的コンプレックス”をテーマに
軽いタッチで描いたフランス映画。

個人的にはコンプレックスを隠し男女は会わないまま惹かれ…
って展開が好みですが、本作はそういうものではなく、
最初のケータイのくだりとか日本人女性なら訝しく思ったりしそうやけどディアーヌは好意的やし(フランス人気質?)、
とにもかくにもトントン拍子で話しは進み、
相手のコンプレックスというか、
いわゆる“個性”をどう受け止め惹かれ進展するかに焦点を当てた脚本。

オープニング・クレジットで
これから起こる格差恋愛を示唆するフォントの遊びは面白い。

フランスといえば
エドモン・ロスタンの戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』が有名で(これを現代版にした『愛しのロクサーヌ』というロマコメは良作!!!)、
シラノはとても大きな鼻がコンプレックス。
しかし彼には知性という武器が…っというもので、
本作のアレクサンドルはユーモアと人懐っこさが良い点ですが、
彼の最大の武器はかなりセレブだということ。
つまりコンプレックスがどうあれこうあれ
“白馬に乗った王子様”であるのに変わりはなく、
“駄馬に乗った王子様”のほうが世の中には多い訳で、
そっちで展開してくれたほうが夢と希望はあったかな。。。
まあオレは“黒王号に乗ったラオウ様”やからええけどねっ!?(笑

ディアーヌが車中で母との会話のシーンはヒドすぎて笑えないし大きなマイナス点で、
オチも伏線があったとはいえ“いきなり感(ひとりで…)”がスゴすぎて…。

けどポイントポイントでステキなセリフがあって沁みましたっ!

ディアーヌは離婚してるのに左手薬指に指輪をしてるのも謎でしたが、
あのぉ〜ところで卓球はどうなった???(笑

2019年10本目