えるる

名前のえるるのネタバレレビュー・内容・結末

名前(2018年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

何となく見た映画だったけどなかなか面白かった。

見栄っ張りでカッチリスーツで敏腕サラリーマン気取りの津田さんだか、実はペットボトルのリサイクル工場勤務のバツイチ。名前を何個も使い分け色んな所で嘘を使いわける。
工場には病気の奥さんがいるからシフトを多めに入れてもらっていたが嘘がバレたその日に謎の女子高生が工場の前に現れ、自分をお父さんと呼ぶ。それに便乗して嘘をつき続けることができるが、この子は誰なんだ?って所から始まる。
ストーリーは女子高生のターンになり、彼女は生まれた時から父がいない。父に捨てられたコンプレックスは自己肯定感を下げる。今、これを乗り越えないと何かあるたびに自分は父親に捨てられた子供だから仕方ないと諦めてしまうのがくるしい。だから父を探している。

津田さんと女子高生の中はだんだん仲良くなり、二人は親子の様にも歳の離れた恋人のようにも見える。
不思議な関係性の謎が解ける時には2人は少し成長している。

同級生の男子の好意が気持ち悪い。想いの押し付け。熱血の演劇部の先輩も面倒くさい。でも全部、あーーいるいるこういう青春馬鹿野郎。うぜぇぇぇぇって感じがまた
いい。津田さんがバーで会う男女の男の方がちょっと見透かしてて小馬鹿にしてる感じもあるある。

恋仲とかになられたらロリコンキモい最悪だなって思ったけど、そんなことは全然なくて良かった。
えるる

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