このレビューはネタバレを含みます
舞台は1944年のリオデジャネイロ郊外の精神病院。
精神患者に施すは電気ショック治療等の患者の人権を蔑ろにするような環境に、ひとりの女性精神科医が着任してきた、というストーリー。
実在した「ニーゼ・ダ・シルヴェイラ」が成し遂げた功績を描いた作品。
1999年に既に亡くなられた方ですが、そのご尊顔がラストで拝見できた。
当時の精神患者への待遇の酷さが描かれています。
医学的な遅れは勿論ですが、患者へ差別的な問題に関しては今もなお行われているのでしょうね。(最近ニュースにもなっていたし)
そして男尊女卑も当たり前のように存在し、それらに立ち向かう強い女性だったのですね。