フライ

残像のフライのレビュー・感想・評価

残像(2016年製作の映画)
3.9
社会主義政権下のポーランドにおいて行われていた思想排除や弾圧がよくわかる。
どんなに才能があり人に認められていても社会主義国家においては国に帰依しない人間は、職に就くことも買い物も出来ない恐ろし世界。芸術家としての信念を曲げずただ自分の信じる絵も描けない社会の矛盾に見ているだけで胃が痛くなる様だった。そして娘がその社会に順応していく姿を見つめる姿がとても悲しくなる。
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