ストーリーは以前日本製のテレビドラマで。野村萬斎がポアロ役だった。
だからトリックなどは置いといて、映画表現や役者の仕事ぶりなどを淡々と楽しみました。
まず印象に残るのはケネス・ブラナーのポアロの造形。髭作りのこだわりなども目を引きますが、紳士らしさと推理の天才のエキセントリックさ両方の同居のさせ方や、ポアロの私生活のディティールへのこだわりなど、面白く見せてもらいました。ディケンズの何を読んだらあんなに爆笑できるのか？気になる・・。(確認したら「二都物語」だった。ポアロの笑いのせいで読みたくなった)
イスタンブールの街から出ていく豪華絢爛な列車の図が非常にゴージャスで見惚れた。その後の雪山のシーンも美しく、このシリーズの「異国情緒をたっぷり味わう」という眼目は果たされていると思います。
地上波放送の吹き替え版見ました。草刈正雄のポアロもクセ強…と思ったけれど。だんだん愛着が…
