《映画愛に溢れた
"すれ違いコント"作品》
【佐藤浩市で遊ぶ】
佐藤浩市がふざけ倒す貴重な作品。彼が演じたデラ・富樫が面白すぎる。三谷監督作品って脚本でクスッとすることはあるけど、今作のナイフを舐めるシーンでは初めて声を出して笑った 笑。
【すれ違いコント】
「有頂天ホテル」の一部だった"すれ違いコント"が今回は映画一本分になり良い意味でバカバカしい。金がかかった壮大なコント番組を見ているよう。オチにあたる第3幕の切り返しはウケ狙い以上に熱い展開で気持ちよかった。
【映画がテーマ】
監督の映画愛が随所に。裏方たちの大活躍もあったり。最後のエンドロールも裏方リスペクト。有名俳優陣のカメオの数もたぶん過去1?。すげー無駄使いだった 笑。豪華で広いセットや、長回しカットの多用など、演出自体も三谷幸喜カラーと映画の醍醐味で溢れていた。
【総括】
脚本はふざけ具合とクレバーさがちょうど良いバランスで面白い。佐藤浩市氏の演技で画圧でも笑わせてくる。無駄に豪華な俳優たちが楽しいコント作品。