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笑う大天使(ミカエル)のBaadのレビュー・感想・評価

笑う大天使(ミカエル)(2005年製作の映画)
4.0
原作ファンというほどではありませんが
一応原作は好きで何度か読んでいます。
原作の映画化で一番難しいのは
セレブ感と女子校のノリと庶民的なチープ感の
バランスの取り方だと思いますが、
その辺は旨くクリアしていますので
非常に上手な映画化だと思いました。
少なくとも私は原作への<愛>を感じ、
ラストではしみじみしてしまいました。
一見チープに見えるCGの使い方は
意図的なもので、かなり成功していると思います。

少女漫画ファンの中でも川原泉さんファンは
とくに細部に拘る人が多いのかな~と
ここの低評価を読んでちょっと意外に思いました。

ただ、一カ所だけ気になった部分がありました。
ティー・パーティーの時のお衣装です。
なんというか、お嬢様趣味と言うより
デザイン学校趣味でこれは、ちょっとどうなんでしょうか・・・

あと、関めぐみさんの役が原作からずいぶんと
かけ離れているのが少し残念でした。
でも原作通りののんびりやさんだと
話が進まないのでこれは仕方ないかも知れませんね。
猫さんは、CGではなくアニメーション的に
処理した方がかわいかったかな、と思いました。
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