ののな

先生! 、、、好きになってもいいですか?のののなのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「先生との恋愛」ジャンルでは個人的に「あるスキャンダルの覚え書き」がずっとトップで、今作もそれを超えることは無かったものの、素晴らしかった……!

原作の河原先生は、「高校デビュー」、「青空エール」、「俺物語‼︎」等のバイブルメーカー。

生田斗真、比嘉愛未、中村倫也という人を笑顔にさせる見た目の教師が勢揃いしているすごすぎる高校で、生徒もすずちゃん、森川葵、竜星涼、他校の生徒に伊藤健太郎ととにかく顔面綺麗集団。

冒頭から「ナンバMG5」よりもややこしくて可愛らしいJKを演じる森川葵がハマり役すぎて感心した✨

あと、文化祭の竜星涼の髪型良すぎ💕ありがとう💕

そして生田斗真演じる伊藤先生が、というか、メガネの生田斗真が、かっこいい…。油断も隙もないと見せかけて学校で居眠りしまくってるしメガネのスペア持ち歩いてないっていう笑視力そんなに悪いんだったら乾貞治くらいスペア持ち歩いといてください笑

「お前がいつか出会う災いは、お前がおろそかにした過去の報いだ。」、こういうの引用してくれる世界史の先生いたら頑張れるなとは思うものの、先生と生徒の恋愛がOKかというと話は全く別で、まじきもいなあと思う💧

自分が高校生の頃、卒業した教え子と結婚した先生は「あの先生って生徒と結婚したんだって!きも〜」と、学校中で知らない人はいないくらい気持ち悪がられてて、何年前であろうと新鮮な話題として先輩から代々受け継がれていっていた。

実在する自分の学校の先生とか、先生にガチ恋してた友達とかをこの登場人物に当てはめるとまあ気持ち悪くて仕方がない😇

作中、比嘉愛未演じる中島先生も仰っていた通り、高校生は先生から見たら全くの「ガキ」であり、恋愛対象なんてありえない😥

あと、教師からの性被害事例として自治体・教育委員会から出てるやつ読んでみると分かるけど、本当に生徒って未熟な子供だから、生徒側からスキスキ言い寄ったり相談したり車同乗とかしてきたりするパターンでも、いざ先生から性的なことされた途端パッと目が覚めて「性被害」に変わり、恐怖してPTSD発症、即通報→先生は即処分ってなる事例よくあるから、子どもが口ではなんとか言ってても信用して気持ちに応えたらだめだよ…ってめっちゃ思う。本当に未熟だから。。。

今作でも伊藤先生に「魔が差し」た場面が拡散されて問題になって、こうした現実を見せてくれるのはとても良かった。ただ、森本レオ演じる校長先生が問い詰めてくる場面、森本レオ自身が立場の上下関係を悪用した性加害者であることが告発されていることを知っているので「この人が言える立場なのか?」と思ってしまう😅

結局「2人は幸せなキスをして終了」だったけど、自分の高校時代の「実際に生徒と結婚した先生」の顔がよぎってよぎって…😅😅
超年下に手を出す大人は碌なやつじゃないという自論は揺るぎませんでした。

つらつら書いたことは置いておいて、すずちゃんの幼く一途で可愛らしい役柄の作り込みの素晴らしさ、この2人の純愛を非常に美しく描く手腕、映画の見どころは沢山ありました。主題歌「歌ウサギ」も本当に良かった✨✨✨
ののな

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