アズマロルヴァケル

アウト・オブ・コントロールのアズマロルヴァケルのレビュー・感想・評価

3.5
思わず2回観たくなった映画。

記憶喪失で記憶を失ったグウェンは別人格フラミンゴの自分から解放され、
身に覚えがなかった。そして、鞄から拳銃を出してレストランにいたウェイトレスを殺してしまう。フラミンゴ時に仲間になったタイと共に行動し、彼氏のアスターの死の真相を探るという話。

実はこの物語は、話の発端となったアスターが死んだあとに別人格が出て行動する「過去」のシーンとグウェンがフラミンゴ時の自分とアスターの死と復讐を追う「現在」のシーンを行き来して展開される作品であり、冒頭とラストシーンではグウェンの目のアップで終始終わり、ループするような感じで思わず2回観たくなる構成でした。

フラミンゴも面白く、暴力的でアクション映画にいそうな女だなあと思いきや最初はコンビニで勝手に髪切ったり
小便したりとやりたい放題過ぎて笑えました。

タイの友達のレミーも場面場面を切り替えて休憩タイムと仕事タイムを振り分けるところなんかコミカルでしたね。

でも、構成がかなりややこしい話なのですが、実は主要人物が殆ど死んじまったりラストがあまりにも後味が悪かったりと良くも悪くも悲しくなります。特にタイが死んじゃうところはもっと出番増やしてくれよと言いたくなりました。