批判を恐れずに言えば
私は河瀬監督の作品は苦手です
おそらく感性や心に響くポイントが
違う、視点が海外の映画祭向けなのが
気に入らないんだと思います
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でも、結局は観てしまう(笑)
「嫌い嫌いも好きのうち」なのかもしれません
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今回はただただ前作の「あん」さらには「64」のお芝居が素晴らしかった永瀬さんが観たい
一心でした
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1番大切なものを失う喪失感と
そこからの再生
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スクリーンの中の永瀬さんの圧倒的な力で
物語が進んでいきます
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接写の連続や
後半の私には刺さりにくい演出(笑)で
若干疲れましたが
ラストシーン、ワンワードで全てが
ストンと落ちていく感覚
劇場を出た時にはその時々の光を感じたくなる
感覚を持たせてくれるのは
さすが、なのでは
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今まで良作にも恵まれず
カンヌでもヒロインなの?と思ってしまうほど
オーラのない←失礼
水崎綾女さんのみずみずしい瞳のお芝居は
接写の連続だからこそ強烈な光を放って
いました
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この映画の音や台詞そして、光は
劇場でしか堪能することが出来ないと思います