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WE GO ON 死霊の証明のediのレビュー・感想・評価

WE GO ON 死霊の証明(2016年製作の映画)
3.3
真夜中に一人で墓場や廃墟に行くのは、幽霊を信じていなくとも、とても怖いだろう。

もし幽霊を見てしまったら、と思うとぞっとする。

しかし、よく考えると、幽霊に会い、霊魂の存在をを確認できたならば、それはすなわち死後の世界があるということになるのではないか。

映画「ザ・ディスカバリー」では、科学で死後の世界が証明されたら400万人もの自殺者が出る事態になった。

それはもちろん架空の話だが、人が死んでも「無」になるのではなく、死後の世界があるとするならば、救われる人は多いのだろう。


本作の主人公も死んで無になることを死ぬほど恐れていて、全財産(3万ドル)をかけて霊魂の存在を証明してくれる人に懸賞金を出すと新聞広告を載せる。

この男にすれば幽霊に会う恐怖よりも、それによって死後の世界があるということが証明される方が嬉しい事なのである。


理屈では確かにそうなのだが、やっぱり幽霊は見たくないと思うのであった。
edi

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