とんでもない感染症が蔓延して、人類が滅びかけていて、政府もない状態なのだから、法なんて守る必要はないし、なんなら襲ってくる輩なんぞはぶち殺しても構わんと思うが、それでも、やっぱり、やっちゃいけない事もあるんじゃなかろうか。
生きるためとはいえ、人としてやってはいけないことをすると、たとえ生き伸びたとしても、ずっと後悔し、自分を責め続けるような気がする。
この兄弟は性格は真反対だが、結局のところ同じ穴のムジナなのだ。
しかし、この状況でふざけてる兄貴には、ほんとにふざけるな!と言いたくなる。
こんなやつとは片時も一緒にいたくないと思った。
ちょっと希望が持てそうなラストだったが、こんな奴らに希望なんてないだろう。とても後味の悪い作品だった。