このサイコパス感。
原作未読だけど、ハイスミス作品と見聞きして鑑賞。
道理や筋なんてあるわけもなく、物語が進めば進むほど物語の外に投げ出されるような感じ。
乱暴な言い方だけど、話が面白くとも何ともない、エンタメとは真逆にあるのがハイスミス。
そんな遣る瀬無さにどっぷり浸かって「結局誰が殺したの?」ってあーだこーだ延々と悶々とするのがハイスミス。
そういった意味ではすごく映像化に向いてるな。小説よりも映像のほうが臨場感が増して、最後によっぽど悶々とできる。
だらだら書いたけど、ハイスミスの作品だって知った上で観たほうが良い。