このレビューはネタバレを含みます
PMSにパニック障害とそれぞれ抱えた2人。
自分で自分をコントロールできないこと、
分からないことを分かり合えること、
これって宇宙と同じなんだな...
宇宙は人にとって不可侵であり、コントロールもできないし何なのかも説明しきれない。
人はみな身体の中に宇宙がある。
そんな2人が宇宙(移動式プラネタリウムの仕事)を介して理解しあっていく。
でもその2人の関係が永遠に続くでもなく、ホワイトすぎる職場からもあっさり転職していく。
拠り所があっての自立ではなく、自己肯定感があっての自立で終わったことに救いがあった。
映画を観終わった今、
事務所に掲げられたスローガン「人にやさしく 自分にもやさしく」を思い出して自分の行いを内省する。
そんな薬みたいな映画だった。